NotebookLMを使って「大阪のSES」を調べてみた

はじめに

今回は、話題のAIドキュメント分析ツール「NotebookLM」の紹介をしたいと思います。弊社はシステム開発会社なので、日本のシステム開発現場で主要なビジネスモデルとなっているSES(システムエンジニアリングサービス)の現状や、東京・大阪を中心とした協業の可能性をテーマに紹介してみます。

NotebookLMとは?

NotebookLMは、Googleが提供する実験的なAIツールで、資料を読み込ませることで「AIに自分だけの研究アシスタント」を持てるような感覚で使えるサービスです。
現在は英語ベースですが、日本語の資料や要約も対応しており、技術文書の調査や業界分析に非常に便利です

NotebookLMの主な使い方

シンプルなUIがわかりにくいので、是非一緒に進めてみてください。

まずは、https://notebooklm.google.com にアクセス!
(一番最初は、「新規作成」ボタンが気づきにくいかも…)

新規作成を開くと、下記画面が出ますが、今回は一旦右上の 「×」 で閉じておきましょう。

※手元のファイルをアップロードすることもできますし、それが魅力の一つなのですが、セキュリティには十分注意し、共有可能な設定になっていないか、社内文書であれば利用ルールに違反しないか、しっかり確認しましょう。

メイン画面

以下のようなメイン画面が表示されます。主な機能は赤枠の4か所です。

基本の流れ

  1. ソース(Add/Discover)で引用元を登録
  2. チャット形式で要点を整理・確認
  3. 必要な情報はメモに残す
  4. 音声にまとめてポッドキャスト

ソースの探し方

今回は手元に情報がないので、「Discover機能」を使って、ネット上の信頼性ある記事や統計データをNotebookLM内に追加できます。たとえば「自社のSES協業の幅を広げいきたいと考えてますが、SES事業の東京と大阪の違いについて、日本のシステム開発の市場規模なども交えて考察したいと思います。」など自然文で検索すると、ITベンダーの連携事例やエンジニア育成のトレンドに関する有用な情報も見つけやすくなります。

提供元が表示されるので、「インポートをクリック」

チャットで内容の深掘り

NotebookLMのチャット機能を使えば、資料の要約だけでなく「このデータから何が読み取れるか?」といった考察のヒントまでAIが提案してくれます。

たとえば以下のような対話が可能です:

  • 「大阪のSES事業の特徴について」
  • 「エンジニアのスキルアップに必要な取り組みは?」

大阪のSES事業について聞いてみた

東京と比較すると、電気、製薬、金融、電力、ガス系が多いよーとか、JAVA案件が多いよーとか、あと報酬、単価面などの情報がありますね…。まあ、おおむね知っている、聞いていることに近いと思いますので、かなりいい感じではないかと。(参照させていただいた会社様のブログが優れている…)

情報が取れないときは

ソースを基に調査・回答しますので、回答がうまく取れないときは、ソースを増やすようにしてください。無料プランは、50ソースまで対象に出来ます。

メモを取る

セッションが切れるとチャットはリセットされるので、必要な内容は「メモに保存」を忘れないようにしてください!

また、学習ガイドやよくある質問で、引用元の資料をまとめたり、仮想のFAQを作成することができます。特に学習系のコンテンツをまとめたときは、こちらで効率的に情報を収集することができます。

音声機能もぜひお試しを

NotebookLMでは、要点を音声で読み上げる機能も搭載されています。これが最近日本語対応になり、話題になりました。これは、笑えるほどクオリティ高いので、是非お試しください。

SES協業の今後を考える

SESというとネガティブな印象を持たれがちですが、協業によって成長できるフィールドでもあります。とくに東京・大阪といったIT集積地では、プロジェクト単位での連携が進んでおり、エンジニアが多様な現場を経験し、スキルアップする機会も増えています。

NotebookLMを活用すれば、そうした業界の動きを効率的に把握し、提案資料や分析に活かすことも可能です。

その他こういった使い方も

今回は弊社の身近なSES事業を使ってみましたが、もちろん一般的な使い方、プライベートの利用にも適していると思います。

  • 子供の高校受験研究(私は地元が違うので、これでかなり理解しました)
  • IT導入補助金や、各種資格の条件手続き方法(ありがちな難解資料がすっきりします)
  • 業界研究(任意の業界の業務や基本用語など)

まとめ

先日開催されて話題になったgoogleI/Oでは、AI検索が話題となりましたが、NotebookLMはその走りともいえ、情報整理・分析の効率化は新しい局面に来た気がします。

googleからも公式にNotebookLMにまとめがアップされていました。(音声が英語で出力されるの残念)

https://notebooklm.google.com/notebook/953b658a-579b-4b3c-b280-43b3781babf3

私も公式Youtube(英語)をNotebookLMに取り込んで、すぐに情報収集をしました。これまでは、英語版をざっと見て、翻訳版が出るまで待っていましたので、そもそものスピード感が全然違いますし、ブログなどで読むよりもわかりやすくなりました。

是非色々なテーマでNotebookLMを活用、面白い結果があれば教えてください。

※一応宣伝ですが、弊社ではSESの要員・案件どちらもパートナー募集中です。営業メンバーは不在がちなので、お問い合わせは下記フォームからお願いします。

しだ@フューブライト

しだ@フューブライト

フューブライトに突撃入社しました。普段はソリューション営業として、お客様のIT投資を応援しています。
当ブログでは、色々なITツールやWebフロント寄りの簡単TIPS紹介、たまに会社の面白いところ紹介したいと思っています!